業務スーパーでは、国産の片栗粉が手頃な値段で売られていたので購入してみました。
業務スーパーの片栗粉
片栗粉の値段
片栗粉は、ユリ科の植物のカタクリの地下茎からとれるでんぷんの粉ですが、自生カタクリが減少したため、現在は大量生産ができるじゃがいも(馬鈴薯)が利用されています。
片栗粉の原料である馬鈴薯でんぷんは、近年値段が高騰しており、馬鈴薯の産地の北海道での不作や、生産コストの上昇、でんぷん原料用のじゃがいもより生産効率の良い生食用や加工用のじゃがいもへの生産変更や、小麦や大豆への転作も重なり、でんぷんの国内在庫が減少しているためだそうです。
このためスーパーでは、片栗粉の値段が大幅に値上げされましたが、業務スーパーでは、300g148円(税抜き)で売られていたので購入してみました。


業務スーパーの片栗粉148円(税抜き)です。
内容量は300g、原材料は、馬鈴しょでん粉(馬鈴しょ)(遺伝子組み換えでない)。
業務スーパーでは、大容量の1kgの片栗粉も置いてあり、値段は408円(税抜き)です。

外国産の原料を使用している片栗粉は300g128円(税抜き)でした。
片栗粉は他のスーパーでは、イオンのトップバリュで国産が220g158円(税抜き)となっています。
業務スーパーはなぜ安いのか?安さの理由は?
業務スーパーは、業務用の名前の通り、もともとは飲食店経営者などが利用するスーパーでしたが、客足が伸び悩み一般向けのサービスを増やしたところ、品揃えが豊富で他のスーパーと比べ割安だったため一般の消費者からの支持を集めました。
業務スーパーは他のスーパーと比べ商品の価格がだいたい2割~3割ほど安くなっています。
業務スーパーの安さの理由は、業務スーパーを展開している神戸物産のホームページや様々なメディアに詳しい情報がのっているので調べてみました。
小売業と製造業をあわせたビジネスモデルでコストを削減
神戸物産は店舗を持って商品を販売する小売業だけではなく、商品の生産、製造加工も手掛ける製造小売業で、これは、製造と販売を一体化させたユニクロと同じビジネスモデルです。
国内に食品加工工場、海外にも協力工場を抱え、独自のプライベートブランド(PB)商品の開発、製造を行うシステムが確立されています。
原材料の調達から生産、管理、販売まで自社で行うことによりコスト低減を実現し価格競争につなげています。
PB商品には神戸物産の自社工場製品のものと、神戸物産の自前の輸入ルートによる商品があり、PB商品は店に並ぶ商品のおよそ1/3を占めています。
輸入品は中間業者を挟まず現地メーカーと直接取引することで仕入れコストを削減、また、業務スーパーは全国に1000店舗以上展開しており、1度の輸入量が多いこともコスト削減につながっています。
業務スーパーのどのカテゴリーにもPB商品があり、ナショナルブランドのもより値段が割安です。
PB 商品の高い利益率を背景にナショナルブランドの商品も安売りすることが出来ています。
常温、冷凍商品メインのラインナップで品質管理のコストを削減
業務スーパーは、生鮮食品を置いている店舗もありますが、原則として生鮮食品は取り扱っていません。
肉、魚、野菜などの生鮮食品は、冷蔵、常温で保存すると鮮度管理に手間がかかり、廃棄ロスも発生します。
商品のラインナップを常温、冷凍商品にすることで廃棄量の削減、品質管理のコストを大きく削減できます。
商品の陳列や広告に手間をかけない
一般的なスーパーでは見栄えを重視するため、在庫はバックヤードで保管し、陳列棚の商品がなくなる度に補充しますが、業務スーパーでは段ボールに入ったまま商品が陳列されており、商品補充のための人員や補充時間のコストを削減しています。
また、セールをなるべく行わなわす、"毎日お買い得"にすることで固定客になりやすく、広告費が抑えられ、セールの度に値札を張り替えるコストも減らせます。
